「家具に小さなキズがついてしまった…」
そんな経験はありませんか?
✔ 目立たないようにしたい
✔ 自分で簡単に直したい
✔ 長くきれいに使いたい
この記事では、そんな方に向けて
家具素材別のキズ補修方法をわかりやすく解説します。
👉 先に結論
- 軽いキズなら自分で補修可能
- 素材ごとに対処法が違う
- 早めの対応が長持ちのコツ
素材別 補修方法一覧表
天然木
無垢材・突き板・集成材など
| 損傷の種類 | 補修方法 | 使用道具・材料 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 浅いキズ | クルミの実の断面をキズにこすりつける。または木工用補修ペンでなぞり、乾燥後に布で磨く。 | 補修ペン・クルミの実・柔らかい布 | 木目の方向に沿って動かす |
| 凹みキズ | 蒸しタオルを当てて木繊維を膨らませる。深い場合はウッドパテを充填後、乾燥させてからサンドペーパーで整え、着色する。 | 蒸しタオル・ウッドパテ・サンドペーパー(#240→#400)・ステイン | 突き板材は熱・水分に注意。蒸しタオルは短時間に留める。 |
| 深いキズ | 補修用のリペアワックス・クレヨンタイプ補修剤をキズに埋め込み、余分を拭き取る。仕上げに蜜蝋ワックスを塗布。 | リペアクレヨン・ヘラ・蜜蝋ワックス・布 | 色味を合わせるため複数色を混ぜて調整する |
| 水シミ・白濁 | マヨネーズを塗り数時間放置後に拭き取る(油分が浸透)。または市販の白濁除去クリーナーを使用。 | マヨネーズ・白濁除去クリーナー・布 | オイル仕上げ材に有効。ウレタン塗装は効果が薄い。 |
スチール(鉄・スチール製)
粉体塗装・メッキ・無塗装など
| 損傷の種類 | 補修方法 | 使用道具・材料 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 塗装のキズ | 周辺をマスキングし、タッチアップ塗料(スプレーまたは筆塗り)を薄く重ね塗りする。乾燥後に細かいコンパウンドで磨く。 | タッチアップスプレー・マスキングテープ・コンパウンド | 色番号を事前に確認。一度に厚塗りしない。 |
| サビ(軽度) | サビ取り剤を塗布し10〜15分放置後にワイヤーブラシや#400ペーパーで擦り落とす。水洗い・乾燥後に防錆スプレーを塗布。 | サビ取り剤・ワイヤーブラシ・防錆スプレー・ウエス | 完全乾燥前に防錆処理を忘れない。屋外家具は特に念入りに。 |
| サビ(重度) | グラインダーやディスクサンダーで研磨してサビを除去。プライマーを塗布後、ウレタン塗料またはスプレー塗料で仕上げ塗り。 | ディスクサンダー・錆止めプライマー・上塗り塗料 | 素材が薄い場合、研磨しすぎて穴が開く可能性あり。専門業者への依頼も検討。 |
| 凹み・変形 | 軽度なら当て木をして裏からゴムハンマーで叩いて形を戻す。重度の変形は板金専門店または溶接修理が必要。 | ゴムハンマー・当て木 | 無理に叩くと割れや亀裂が生じる。薄板は特に慎重に。 |
ラタン(天然籐)
籐巻き・籐編み・籐フレームなど
| 損傷の種類 | 補修方法 | 使用道具・材料 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 毛羽立ち・ほつれ | 毛羽立った繊維をハサミで丁寧にカット後、ラッカーまたは木工用ニスを薄く塗布して固定する。 | 小型ハサミ・ラッカースプレー・筆・ニス | 引っ張ると編み目が解けることがあるため、根元からカットする。 |
| 割れ・折れ | 割れた部分に木工用ボンドまたはエポキシ接着剤を塗布し、テープで固定して24時間乾燥。乾燥後に補修ペンで着色。 | 木工用ボンド・エポキシ接着剤・クランプ・補修ペン | 籐は水分に敏感。乾燥環境で作業する。ボンドのはみ出しはすぐに拭き取る。 |
| カビ・変色 | 重曹を溶かした水(1:10)を布に含ませて拭き取り、日陰干しで乾燥。変色が残る場合は木材用漂白剤を薄めて使用。 | 重曹水・布・木材漂白剤 | 直射日光での急乾燥は割れの原因。必ず日陰で乾燥させる。 |
| 乾燥・ひび割れ予防 | 亜麻仁油またはラタン専用オイルを布で薄く塗布し、余分を拭き取る。半年〜1年に1回の定期メンテナンスとして実施。 | 亜麻仁油・ラタンオイル・柔らかい布 | エアコンの直風・乾燥した室内は劣化を早める。加湿も有効。 |
人工ラタン(樹脂ウィッカー)
PE樹脂製・屋外用ガーデン家具など
| 損傷の種類 | 補修方法 | 使用道具・材料 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 断線・ほつれ | 切れた繊維の端部をライターで軽くあぶり溶かして固定する(小さな断線)。または編み直し用の人工ラタン材で交換補修。 | ライター・人工ラタン補修材・熱接着剤(グルーガン) | 炎を近づけすぎると溶けて変形。素早く当てる。 |
| キズ・色あせ | プラスチック用補修スプレーを色合わせして吹き付ける。または樹脂用着色剤で筆塗り補修。 | プラスチック用スプレー・樹脂着色剤・マスキングテープ | UV劣化による色あせは全体塗装が仕上がりが均一。部分補修は色差が出やすい。 |
| 変形・曲がり | ヒートガンまたはドライヤーで温めながら形を手で戻す。冷水で急冷して固定。 | ヒートガン・ドライヤー・冷水 | 高温になりすぎると溶けて取り返しがつかなくなる。60〜70℃程度を目安に。 |
| 汚れ・カビ | 中性洗剤を溶かした水でブラシ洗い後、水ですすいで日陰干し。カビが深い場合は塩素系漂白剤を薄めて使用。 | 中性洗剤・ブラシ・塩素系漂白剤(希釈) | 天然ラタンと異なり水洗いOK。ただし金属フレームのさびに注意。 |
PUレザー(合成皮革)
ポリウレタン合成皮革・フェイクレザーなど
| 損傷の種類 | 補修方法 | 使用道具・材料 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 表面のキズ | レザー補修クリームを指先またはスポンジで薄く伸ばし、乾燥後に柔らかい布で磨く。浅いキズであれば目立たなくなる。 | レザー補修クリーム・スポンジ・柔らかい布 | 色を合わせることが重要。テスト用に目立たない場所で試してから使用。 |
| ひび割れ | レザー用補修剤(液体パテ)をひびに充填してヘラで平らにならし、乾燥後にレザー用着色剤で色合わせをする。仕上げにレザーフィニッシャーを塗布。 | 液体レザー補修剤・ヘラ・着色剤・レザーフィニッシャー | PUレザーは経年劣化で全体的に剥離することが多い。ひびが広範囲の場合は張り替えを検討。 |
| 剥がれ・めくれ | 剥がれた端部に革用ボンドを薄く塗布して圧着し、クランプまたはテープで固定して24時間乾燥。その後着色剤で補色。 | 革用ボンド・クランプ・着色スプレー・布 | 広範囲の剥離はボンドでの補修が難しい。カバーリングや張り替えが現実的な解決策。 |
| 汚れ・シミ | 中性洗剤を薄めた水を布に含ませて軽く拭く。落ちない場合は重曹ペーストを乗せて5分放置後に拭き取る。乾燥後に保護クリームを塗布。 | 中性洗剤・重曹・柔らかい布・レザー保護クリーム | 強くこするとコーティングが剥げる。優しく叩くように拭く。アルコール・シンナーは厳禁。 |
👉 補修前に必ず目立たない部分でテストしてください。損傷が広範囲・深刻な場合は専門業者への依頼をご検討ください。
天然木のキズ補修方法
軽いキズ(浅い擦り傷)

👉 方法
- 補修クリーム
- 補修ペン
✔ 色をなじませるだけで目立たなくなる
少し深いキズ

👉 方法
- 補修ペン、クレヨン
- 木工パテ
✔ 埋めて整える
ポイント
- 木目に沿って補修
- 色を合わせる
👉 自然な仕上がりになります
スチール(鉄製)のキズ補修
軽いキズ

👉 方法
- タッチアップペン
- 防錆スプレー
サビが出ている場合

👉 方法
- サンドペーパーで削る
- 防錆塗料を塗る
ポイント
👉 放置するとサビが広がるので早めに対応
ラタン(天然)のキズ補修
軽いダメージ

👉 方法
- 乾いた布で整える
- 蜜蝋ワックスで保護(→本革製品の保護・つや出し等)
ささくれ・割れ
👉 方法
- 木工用ボンドで補修
- はさみ等で取り除く
ポイント
👉 水分に弱いので濡らしすぎ注意
【豆知識】
天然ラタンについては、とげ状のささくれ(網目の繋ぎ目なども含)ができることがあります。
身体や衣服などを傷つけないようにご注意ください。(※新品で購入した場合でも一般的に交換対象とはなりません。)
尚、ささくれは使い込んでいく過程でも発生することもあります。
人工ラタン(樹脂)のキズ補修
軽いキズ
👉 方法
- 柔らかい布で拭く
- 樹脂用補修材
割れ・破損

👉 方法
- 接着剤、補修材で補修
- PE補修糸で補修
ポイント
👉 比較的メンテナンスが楽だが、目立つ傷を元通りにするのは難しい
PUレザーのキズ補修
軽いキズ

👉 方法
- レザー補修クリーム
ひび割れ・剥がれ

👉 方法
- 補修シート
- 補修キット
ポイント
👉 乾燥が劣化の原因になる
キズを防ぐための対策

- カバーを使う
- 定期的にメンテナンス
- 屋外は雨対策をする
- 天然皮革は定期的に専用クリームを塗る
👉 予防が一番重要
よくある疑問
Q. 自分で補修できる?
👉 軽いキズなら可能
Q. 完全に元通りになる?
👉 目立たなくするレベル
Q. 補修と買い替えどっちがいい?
👉 軽度なら補修がおすすめ
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まとめ
家具のキズ補修は👇
- 素材ごとに方法が違う
- 早めの対応が重要
- 軽いキズは自分で直せる
👉 正しい方法で長く使いましょう
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