「台風が来る前に、ガーデン家具ってどうすればいいの?」 「飛ばされたら近所に迷惑がかかりそうで怖い…」
ガーデン家具は台風の強風で簡単に飛ばされます。重さ10kgを超えるテーブルでも、瞬間風速30m/s以上の風には耐えられないケースがあります。飛散した家具が窓ガラスを割ったり、隣家の車を傷つけた場合、損害賠償問題に発展することもあります。
- 台風前に何をすればいいか手順を知りたい
- ベランダと庭で対策が違うのか知りたい
- 室内に入れられない場合の対処法を知りたい
- 台風後に家具が傷んでいないか確認したい
- 素材によって対策が変わるのか知りたい
この記事では、ベランダ・庭別の台風対策手順・素材別の注意点・台風後のケアまで、一冊にまとめて解説します。

この記事でわかること
- 台風前にやるべきこと(ベランダ・庭別のチェックリスト)
- 室内収納できない場合の固定・飛散防止方法
- 素材別(アルミ・木製・ポリラタン・スチール)の対策ポイント
- 台風後のダメージチェックと応急処置
- 普段からできる「飛ばされにくい家具選び」のコツ
まず確認|台風が来たら何が危ない?
ガーデン家具が台風で飛ばされると、以下のような深刻なトラブルが起きます。
物的被害
- 飛ばされた家具が自宅の窓ガラスを割る
- 隣家の外壁・車・窓を損傷させる
- フェンスや外構を破損させる
家具自体へのダメージ
- 転倒による脚の折れ・曲がり
- 強雨による素材の劣化(特にスチール・天然木)
- クッションのカビ・型崩れ
👉 特にマンションのベランダは、飛散した物が下の階や道路に落ちるリスクがあるため、一戸建ての庭より厳しい対策が必要です。
台風前の対策|ベランダ(マンション・アパート)の場合
基本方針:「まず室内に取り込む」
ベランダの場合、最善策は台風上陸24時間前までに全て室内へ取り込むことです。折りたたみ家具なら玄関・廊下・クローゼットに立てかけて保管できます。
室内に入れられない場合の対策手順
ステップ1:チェアをテーブルに重ねてまとめる
チェアを逆さにしてテーブルの天板に重ね、コンパクトにまとめます。重ねた上からロープや荷締めベルトでしっかり固定し、ひとかたまりにします。
ステップ2:ベランダの壁側・内側の角へ移動させる
風を受けにくいベランダの壁面際、できるだけ室内側の角へ寄せます。風は外側から内側に向かうため、壁際が最も風の影響を受けにくい場所です。
ステップ3:ロープで手すりや壁のフックに固定する
ベランダの手すり・フック・アンカーにロープや荷締めベルトで縛り付けます。固定できる場所がない場合は、複数の家具をまとめてロープで束ねるだけでも飛散リスクが大幅に下がります。
ステップ4:防水カバーをかけてカバーもロープで固定する
カバーをかけてから、カバーの裾もロープで縛ります。カバーだけ風に飛ばされるケースが多いため、カバー自体の固定が重要です。
ステップ5:クッション・小物は必ず室内へ
クッション・ランタン・植木鉢・小物類は、どんなに小さくても必ず室内へ。軽い物ほど遠くまで飛びやすく、窓ガラスを割る凶器になります。
ベランダ台風対策チェックリスト
- □ チェア・テーブルを室内収納 or 壁際に固定済み
- □ クッション・小物を全て室内へ移動済み
- □ カバーをかけてカバー自体もロープで固定済み
- □ 植木鉢・プランターを室内または床に直置きして安定させた
- □ 物干し竿を下ろした(忘れがちな飛散物)
台風前の対策|庭(一戸建て)の場合
基本方針:「重いものは低く、軽いものは室内へ」
庭の場合はベランダより広い分、動かせる物と動かせない物を分けて考えます。
対策手順
ステップ1:軽い家具・小物は全て室内・物置へ
チェア・クッション・パラソル・テーブルセット(折りたたみ可能なもの)・ガーデンライト・プランターは優先的に室内か物置へ。
ステップ2:大型・重量のある家具は地面に倒して固定する
動かせない大型テーブルや重量のあるソファセットは、立てたままより倒した方が風の抵抗面積が小さくなります。横に倒してロープでフェンスや杭に固定します。
ステップ3:パラソル・タープは必ず収納する
パラソルは台風時に最も危険な家具のひとつです。傘を開いた状態は風の抵抗が非常に大きく、支柱ごと飛ばされることがあります。必ず閉じて収納袋に入れ、室内か物置へ。
ステップ4:ウッドデッキのものは全て撤去する
ウッドデッキの上に置いた家具は滑りやすく特に危険。全て移動させた後、デッキ自体に異常がないか(板のめくれ・固定のゆるみ)も確認しておきましょう。
ステップ5:台風後の排水を考えて排水口周りを片付ける
落ち葉・土・ゴミが排水口を塞ぐと、台風の大雨で庭が冠水することがあります。排水口周りを事前に掃除しておきましょう。
庭の台風対策チェックリスト
- □ 軽い家具・小物を全て室内・物置へ移動済み
- □ 大型家具を倒してフェンス・杭に固定済み
- □ パラソル・タープを収納済み
- □ クッション・布製品を室内へ移動済み
- □ 排水口周りを掃除済み
- □ 植木鉢を風の当たらない場所に移動済み
素材別|台風時の注意点
アルミ製
錆びにくく台風後のダメージは最も少ない素材ですが、軽量なため飛ばされやすいという弱点があります。固定をしっかり行うことが最重要。台風後は接合部・ネジのゆるみを確認する。
スチール製
重量があるため飛ばされにくい反面、台風後の雨水放置でサビが一気に進みます。台風通過後はできるだけ早く水気を拭き取り、傷・塗装はがれがあれば錆止めスプレーを塗布してください。
木製(チーク・アカシアなど)
台風の大雨で木材が水を含み、乾燥・収縮を繰り返すとひび割れが起きやすくなります。台風後は日陰でよく乾燥させてから、チーク専用オイルを塗って保護することを推奨します。
ポリラタン(PE)
素材自体は耐水性が高く台風後のダメージは少ないです。ただしアルミより重い分、倒れた際に脚が曲がることがあります。台風後は脚・フレームの変形がないか確認しましょう。
クッション・布製品
素材に関わらず、クッション・布製品は必ず台風前に室内へ。濡れたまま放置するとカビが発生し、乾燥後も臭いや色あせが残ります。
台風後のダメージチェックと応急処置
台風が通過した後は、速やかに以下を確認してください。
①全体の状態確認(翌日・晴れてから)
- 転倒・破損している家具がないか
- フレームの曲がり・脚の折れがないか
- 接合部・ネジのゆるみがないか
②素材別の応急処置
スチール: 水気を完全に拭き取る。傷・塗装はがれがあれば錆止めスプレーを当日中に塗布。放置すると数日でサビが広がります。
木製: 水気を拭き取り、日陰で1〜2日乾燥させる。完全に乾いてからオイルを塗布。濡れたままオイルを塗ると内部に湿気が閉じ込められるため注意。
アルミ・ポリラタン: 水洗いまたは水拭きで汚れを落とし、自然乾燥でOK。
クッション: カバーが外せるものはすぐ洗濯。外せないものは日陰干しで完全乾燥。生乾きのまま放置するとカビの原因になります。
③近隣への飛散確認
自分の家具が隣家や周辺に飛散・落下していないか確認しましょう。万一飛散していた場合は速やかに謝罪・対応することが重要です。
普段からできる「飛ばされにくい家具選び」のコツ
台風対策は、家具を購入する段階から始められます。
① 重量のある家具を選ぶ
同じサイズなら重い家具ほど台風に強い。アルミより重いポリラタン×アルミフレームや、チーク材のテーブルは風に飛ばされにくい。
② 折りたたみ対応のものを選ぶ
折りたたみできれば、台風前に数分で室内収納できます。特にベランダではこれが最も確実な対策になります。
③ アンカー固定に対応した家具を選ぶ
テーブルや大型ソファに、地面・デッキへのアンカー固定用の穴やパーツが付いているモデルがあります。庭に恒久設置する場合はアンカー対応モデルが理想です。
④ パラソルは台座の重量を確認する
パラソルの台座は重いほど安全です。最低20kg以上、できれば30kg以上の台座を選ぶと、通常の強風では転倒しにくくなります(台風時は必ず収納)。
台風対策に便利なアイテム
①家具カバー

👉 雨・汚れ防止
②固定ベルト

👉 強風対策でタイダウンベルトや大型の結束バンドがあると良い
③収納ボックス(折りたたみコンテナ)
👉 クッション収納に便利
④重量ブロック(ガーデンアンカー)

👉 大型家具の転倒防止に。
⑤浸水・排水対策系

👉 詰まり防止(排水口ネット・ゴミストッパー)
よくある疑問
Q. 台風が来るのが急でベランダから室内に入れる時間がありません。最低限何をすればいいですか?
👉 優先順位は次の通りです。①クッション・小物・植木鉢を室内へ(飛ばされると一番危険)、②チェアをテーブルの上に重ねてまとめる、③ロープで手すりに縛る。この3つだけでも飛散リスクが大幅に下がります。
Q. 固定にはどんなロープが適していますか?
👉 荷締めベルト(ラッシングベルト)がおすすめです。締め付け力が強く、素早く取り付け・取り外しができます。台風シーズン前にホームセンターで1〜2本準備しておくと安心です。
Q. マンションで手すりにロープを結んでも大丈夫ですか?
👉 手すりへの固定自体は問題ありませんが、ロープが手すりの外側に出ないよう注意してください。管理規約でベランダでの固定が制限されている場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
Q. ガーデン家具カバーだけで台風は乗り越えられますか?
👉 カバーだけでは不十分です。カバー自体が風に飛ばされる可能性があり、家具の固定をしないと飛散リスクは残ります。カバー+固定の組み合わせが必要です。
関連記事(内部リンク)
👉 ガーデン家具のお手入れ・メンテナンス完全ガイド
👉 ガーデン家具の冬の保管・しまい方完全ガイド
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まとめ|台風前後のアクション早見表
| タイミング | ベランダ | 庭 |
|---|---|---|
| 台風24時間前 | 軽い物・クッションを室内へ | 軽い家具・小物を室内・物置へ |
| 台風12時間前 | 家具を壁際に集めてロープ固定 | 大型家具を倒して固定、パラソル収納 |
| 台風通過直後 | 状態確認・水気を拭き取る | 飛散物確認・スチール製は速攻で水拭き |
| 翌日(晴れ後) | 全体チェック・素材別ケア | 全体チェック・木製はオイル塗布 |
台風対策の基本は「飛ばされる前に動かす・固定する」です。台風情報が出たら早めに行動し、特にクッション・小物の室内収納だけは最低限必ず行いましょう。この記事を台風シーズン前にブックマークして、毎年の対策に役立ててください。
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